特別支援学校での授業
先日、ある方からのオファーもあって、特別支援学校の授業で少しお話しさせて頂きました。
中学3年生の進路学習指導の授業で「私のお仕事紹介」がテーマです。
このお話を下さった方は「社会の方々と障害のある方々が繋がり、気軽に出掛けることができる街や社会」を作りたいのだそう。その第一歩として、お互いのことを知ることが必要なのではないか。と考えての企画だそうです。
住宅設計に関わる者として、これを逃す手はありませんよね。
障害のある方だろうが、一般の方だろうが、住宅に住んだことがない方なんてほとんどいないわけで。
住宅は、多くの方が日常的に接している社会の一部だと思うんです。
あなたの家の横にはすぐお隣さんがいるわけで、またあなたが住んでいる家は街の景観の一部になっているわけで、住宅って社会に一番近いんじゃないか?
なんて思いながらお話させて頂きました。
特別支援学校の生徒さんが建築設計の仕事に就くことはほとんどないでしょう。
でも、生徒さんたちが勉強で行なっているパソコンの授業が、こんな風に形を変えて社会で役に立っている。それで人に喜んでもらえる活動がある。
それをお伝えできれば嬉しいな〜。と思いながらお話させて頂きました。
その後、授業で「お礼状」まで書いてくださったそうで、数日後にわざわざ送って頂きました。
それにしても、普段ではできない貴重な経験をさせて頂き、僕自身がたくさんの気づきを頂きました。
ちなみにこの後、僕がこの授業をしたことを聞きつけた友人もこの活動に参加してくれたのだとか。
お互いが良い影響を与えあえる社会になれると良いなぁ。と思うと同時に、これを実現した先生、そしてさらに進展させていくために協力していく学校のあり方は素敵だなぁ。と思ったのでした。
頑張っている方との出会いは良い刺激になりますね。
僕も頑張ります!